2020/3/2に以下のようなブログを書きましたが、それから約3ヶ月が経ったので、その後の当社に対する影響や雑感を記載します。
Table of Contents
当社への影響と対応
英語教室の完全オンラインへの移行を決定
当社では、横浜に小さな英語教室を運営しています。
3/2のブログを書いた段階では3/15まで教室を休校することになってましたが、その後、3末→4末→5末と休校を延期してきました。その間、生徒様には
- 返金
- オンラインでの振り替え
を選択してもらっていました。
5/25にようやく緊急事態宣言も解除されたため、6/1からは教室を再開しましたが、
- 今後も流行の第二波などが想定されること
- それに伴い、教室でのレッスンの需要が当分回復しないことが見込まれること
といった理由から、物理的な教室を8月末に終了し、それ以降はオンラインに移行することを決定しました。
案件の減少
お客様のプロジェクトは、四半期や半期毎に予算を組んでいることが多く、3末までのプロジェクトは確定していましたが、期が変わった4月、5月はお客様の案件が少なかったです。
ただ、受託開発は、今までも結構波があったため、今回のも一過性という可能性もあります。しばらく様子を見つつ、新たな事にもチャレンジしていこうと思います。
なお、このタイミングを活かして、不要な経費の削減などを少し進めましたので、それは良かった点だと思います。
代わりに、R&Dへの投資
4月以降、開発案件が少なかったため、比較的メンバーに時間的余裕がありました。その間、短期的には売上に影響を与えないR&D的なプロジェクトを進めました。具体的には以下のようなものです。
- 自然言語処理(社内チャットの分析・分類)
- 動画チャットプラットフォームの検証
- 課金プラットフォームの検証
技術的な成果に関しては、エンジニアブログの方に随時載せていこうと思います。
もばらぶエンジニアブログ – リモート開発メインのソフトウェア開発企業のエンジニアブログです
最近の世間での出来事への感想等
各種給付金
新型コロナウイルスは、多くの企業・個人に負の影響を与えており、それを緩和するために各種給付金などがあります。
当社に関係するものですと
- 持続化給付金
- 雇用調整助成金
などがあります。また、日本在住の(ほぼ)全ての人に対して一律10万円を支給する「特別定額給付金」もあります。
紆余曲折を経た経緯、決定までのスピードなどは大いに改善の余地はあったと思いますが、内容自体はそれなりに充実はしていると思ってます。
当社では、前述の通り4月以降の売上が落ちていますので、持続化給付金の対象となりそうです。
リモートワークの定着
やむを得ずリモートワークを導入してみたら、予想に反して何とかなってしまった、無駄な業務が洗い出された、といったニュースなどを最近よく見かけるようになりました。もちろんリモートワークの負の側面もありますが、この流れは逆行することは無いと考えています。
当社は以前からリモートワークですが、直接会うことのメリットを否定しているわけではありません。また、リモートワークが出来ない職種とかもあると思います。ただ、今後は、週に3日はリモートで2日は出社、といった働き方がかなり増えるものと思います。
無駄な設備の顕在化
先日久しぶりに電車に乗ったところ、みんな座席は1人空けて座っていました。とても快適で良かったのですが、鉄道会社としては売上がその分減少しているので、この流れが続けば、本数を減らす、車両を短くする、といった対策をせざるを得ないと思います。
また、私の周りでは、オフィスが不要になったため解約した、小さなオフィスに引っ越した、という話を何件か聞いています。
今までの設備・サービスの質・量・価格は、週5日都会に電車で通勤するという今までの生活習慣に基づいたものですが、その土台となる生活習慣が大きく変わった以上、設備・サービスの質・量・価格も大きく変わってくると思います。
人が集まることのリスク
今回の新型コロナウイルスの拡大によって、人が集まる場所ではウイルスなども拡散しやすい(=大都市はリスクが高い)、という当たり前の事を再認識したと思います。
今後は事業継続性・耐障害性の観点から、東京一極集中が少しずつ緩和するのでは無いかと考えています。今年の初め頃に、以下のようなブログ記事を書いたのですが、東京から地方の中核都市に一部の機能が分散していくのでは無いかと予想しています。
今後(今期)やること
当社では5月から第8期を迎えました。今後の1年ですが、新型コロナウイルスによる景気の落ち込みは急速に回復するとも思えませんので、我慢の経営になるのかなと考えています。そんな中、以下のような事を進めていこうと思います。
営業・マーケティングの強化
当社は、現在営業らしい営業はしておらず、マーケティングと呼ばれるものも殆ど行っていません。このような状態ですと、売上が多くとも数億円程度で頭打ちとなる事が多いようで、書籍・ウェブなどでもそのような意見をよく見ます。
当社では、まだ数億円にも至っていませんが、売上が伸び悩んでいる現在こそ、営業・マーケティングを強化する良いタイミングだと考えています。
IT英語サービスの本格展開
以前何度かブログでも書いた、IT・ソフトウェア技術者向けの英語教育サービスですが、外部のエンジニアを対象とした検証ももうすぐ終わり、外部に展開できる状況に近づいてきました。
今期の早い段階に一般公開して、サービスを展開していこうと思います。
以前のブログ記事へのリンクを以下に載せておきます。
初心者PM向けサービスの開発
PMの経験が無い・少ない人でも、小〜中規模のプロジェクトを炎上させずに回していけるようにするサービスですが、こちらの開発を再開させようと思います。
本プロジェクトは、いくつかの理由でここ1年近くは動きが止まっていたプロジェクトなのですが、現在リソースに余裕があるので、今月から再度動き始めました。
まとめ
新型コロナウイルスは、我々の生活・仕事に大きな影響を与えています。当然悪い影響も多いのですが、そんな中、それを良い方に捉え、会社をより良い方向に進めていきたいと考えています。
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