Upwork に対する細かい不満
Upwork を結構使っているものの、細かい不満などは色々あるので、クラウドソーシングサイトもう一つの雄である、Freelancer.com を試してみようと思いました。
大きな不満はないものの、細かい不満な点としては、以下のとおりです。
- サポートがいまいち
- 返答はすぐ来ることが多い
- 回答が結構適当だったり若干横柄だったり
- UI が使いづらい。そして遅い
- API の利用規約が厳しい
サポートに関しては、個人的に問い合わせたことのある GitHub, Slack などと比べての話で、主観的なものです。
最後の API ですが、ソフトウェアエンジニアたるもの、プログラムでの業務の効率化をしたい訳ですが、API の利用規約が厳しく、商用のサービスには使えないとのことでした。
Freelancer.com との比較
自分で細かい部分まで比較するのは現実的ではないので、両者を比較しているサイトをネットで検索しました。一番わかり易かったサイトは以下のものです。
Best Freelance Websites for Small Businesses: Upwork Vs Freelancer Vs Guru
なお、この手の比較サイト・ページの常ですが、古い記事の場合、情報が古くて今とは状況が違うことがあるので、新し目の記事を参照することをおすすめします。
以下、個人的にまとめます。
手数料
- 発注(クライアント)側
- Upwork: 2.75%
- Freelancer: 3%
- 受注(フリーランサー)側
- Upwork: 今までの累計受注額に応じて、20% → 10% → 5% と下がっていく仕組み
- Freelancer: 一律10%
発注側にとっては、Upwork の方がほんの少し安いです。受注側に取っては、専業のフリーランサーで沢山働く予定であれば、Upwork の方が安いですし、パートタイム的に働くのであれば、最初から手数料が 10% の Freelancer.com の方が良さそうです。
使いやすさ
先ほどの比較サイトによれば、Upwork、 Freelancer.com ともに(そして今回触れていませんが、Guru も)使いやすいと書いてあります。
個人的には、UI は Freelancer.com の方が使いやすいかなと思いました。また、サイトのレスポンスも Freelancer.com の方が機敏でした。ただ、サービスを選ぶ際の決定的な要因ではないと思います。
紛争解決
受発注側でトラブルがあった時の手続きの話です。結論から言うと、両サイトともに同じような仕組みをとっています。
- 時給制のプロジェクト: 何時間働いたか、という点のみを争点とする
- 固定金額のプロジェクト: 発注側は、成果物の質が低かった場合、減額を要求できる
前者の場合、両サイトともにタイムレコーダーアプリがあるので、あまり起きないかもしれませんが、発注側は、例えば「5時間仕事をしたと申告されたけど、webサイトを眺めているだけで、実際には3時間くらいしか仕事してないだろ!」といった異議を申し立てる事が出来ます。
後者の場合、$500 の固定金額のプロジェクトだったとして、成果物の質が低かった場合、「このクオリティだと要件を全然満たしていないし、$300に減額してくれ」などと要求することが可能なようです。なお、これが出来るのは、成果物を承認する前で、一度承認した後は出来ません。
カスタマーサービス
先ほどの比較サイトだと、Upwork の方が良いと書かれています。Freelancer.com の方は、お問い合わせフォームにたどり着くまでに時間がかかって、ヘルプページなどに飛ばされる、との主張です。
ただ、私がいま「freelancer.com support」で検索すると、すぐにサポートページにたどり着きましたし、少し古い情報かもしれません。
個人的には、Upwork のサポートしか使ったことがなく、それの感想は本記事の最初に記載したとおりです。
API
Freelancer.com の API は、非常に単純な仕組みのようです。以下、ドキュメントです。
OAuth にも対応する予定はあるようですが、まだ実装されていないようです。個人的には、これが重要なので、早く対応して欲しいです。
まとめ
Upwork も Freelancer.com も、機能的にはそれほど違いはありません。個人的には、後者はまだ本格的に使ってはいないので、もう少し使ってみてからまた書こうと思います。
過去に書いた Upwork 関連の記事も、よければ参考にしてみて下さい。
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