ここ半年近く以下のサービスを1人で開発しています。アイキャッチ画像は、本サービスのマスコットで、生成 AI に作ってもらいました。
Bloque — MCP servers, managed, not scattered. | Mobalab, KK
元々 MHaaS という名前で開発していたので、興味のある方は以下のリンク先より経緯などを読む事が出来ます。
Table of Contents
なぜ1人でやっているか
1人でやった方が早いから
私は、全般的にソフトウェアの開発自体は速い方ですが、サービスを作るとなると得意でない分野(フロントエンド等)やソフトウェア開発以外のタスクも沢山出てきます。今までは、そうしたところは他のメンバーに任せたり外注したりしていました。
何回もブログに書いているとおり、それが生成 AI によって一変しました。プロトタイプ、β版くらいまでであれば、システム・デザイン・ドキュメント等、そこまで高品質である必要はありません。生成 AI で70〜80点くらいのものを手早く作ってユーザーの反応を素早く確認した方が良いです。
また、生成 AI は使う側のスキルによって成果物の質が変わります。私は開発が本業なので、生成 AI を使ってもデザイン等は70点くらいのものしか出来ませんが、システムに関しては(自分の判断基準で)85点〜90点くらいのものは作れていると感じています。
今後のプロジェクト運営の実験として
改めて書くまでもありませんが、今後、ソフトウェア開発プロジェクトのあり方が変わっていきます。人海戦術が必要となるシステムはかなり少なくなり、少人数で進めるプロジェクトが増えていくはずです。
今までのプロジェクトの進め方は、今までのプロジェクト形態に最適化されていたものです。プロジェクト形態がより少人数に変わることで、プロジェクトの進め方も変わっていくはずです。それに備えて、1人〜少人数でもプロジェクトを回せる仕組みを模索中です。
今後どこまで1人でやるか
では、今後、どこまで1人でやるのでしょうか。
開発 → 相当先まで1人で出来そう
機能開発・バグ修正等はかなり先まで1人で出来そうです。今まではアーキテクチャの変更を伴うような大きな修正とかは1人でやるとかなり時間がかかっていましたが、今では数日くらいで出来る事が大半です。(実際に運用中のシステムであれば、データ移行等が絡むのでそこまで単純ではありませんが。)
運用 → 仕組みを作れば、相当先まで1人で出来そう?
ここでの運用とは、以下のような作業です。
- エラーがあったら原因調査して修正
- お客様から問い合わせがあったら調査
こうした運用作業はそれなりに人手がかかるものです。そして、そうした人間の作業を簡単にするために
- 適切なログ出力・管理の実装
- 各種運用管理ツールの導入
- エラー・アラートを監視する仕組み・ツールの導入
といった事を行っていました。
今までであれば、これらの施策にはそれなりに時間・予算がかかっていましたが、今の感触だとこの辺もかなり自動化できそうに思えます。
営業等 → 人手と言うよりはノウハウを持った人が必要
前提として、私は営業等は専門ではなく、あまりちゃんとやってきたことがありません。今後、問い合わせへの対応等が出てくると思いますが、作業自体は自動化を進める事により1人である程度は進められそうです。
必要なのはそれした労働力ではなく、ソフトウェア・サービスの営業・マーケティング関連の知識・経験を持った人、特にこの AI 時代に、AI で出来る事を理解していてワークフローに落とし込める人だと思います。
一人開発のデメリット
一人でやる事による見落としの発生
一人で作業すると、見落とし等がどうしても発生します。もちろん生成 AI も色んな観点でチェックしてくれるのですが、「こういう観点で確認して欲しい」と伝えるのは(生成 AI が自発的にやる事もありますが基本的には)人間の役割です。
実際、今日も見落としを発見しました。製品名を考えているときには、当然同名・類似のサービス名は調査したのですが、どうも見落としていたようです。以下のサービスが Bloque という同名のサービスでした。Fintech なのでちょっと分野は違いますが、SaaS という点では同じです。
Bloque | Stop waiting for the bank. Design your own.
これに関してはどうしようか検討中ですが、サービス名の変更作業は(生成 AI により)そこまで大変な作業ではないことが分かったので(※)、一旦は Bloque のままにしておこうとおもいます。
※: サービス名を決めるのにかかった時間を除くと、プログラムやウェブサイト中の MHaaS という文字列などを Bloque に置き換えるのにかかったのは1日くらいでした。
モチベーションを保つ難しさ、但しそこまで深刻ではないかも
1人プロジェクトだとモチベーションを保つのが難しいというのは確かにあります。ただし、昔に比べると大分やりやすくなっています。
私は過去に何度も1人(or 1人+サポート)プロジェクトを行って、上手くいかなかった事が大半です。1人でやっていてモチベーションが下がる理由の大半は、1人だとなかなか進まない、という点が一番大きいです。
これが、生成 AI によって大きく変わりました。毎日何かしらの機能追加・改善・バグ修正が完了するので、少しずつでも進んでいる感覚があります。
まとめ
生成 AI によって、1人プロジェクトがやりやすくなりました。既存の受託開発プロジェクトも AI によって変わらざるを得ないので、それの実験も兼ねて、出来るところまでは1人でやってみようと思ってます。
1人だとどうも難しいと感じているのは、営業・マーケティング関連なので、ある程度サービスの目処が立ってきたら、外部の人を雇う事も検討しようと思っています。
本サービスに関するお問い合わせ、1人開発に関するご質問などは、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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