大昔に以下のような記事を書きました。

今日、会社のウェブサイトを見ていたら、この記事を参照されている個所があったのに(今更ながら)気づいたので、2026年版を書いてみようと思います。

以前との違い

その前に、2019年から2026年現在まで7年も経っていますので、その間で起きた出来事や違いについて簡単に書いておきます。

「どの技術か」より「どの領域か」が重視されるようになってきている

2019年の記事では、どのような技術の経験があるのかという内容が中心となっていました。2026年現在も特定のプログラム言語・フレームワークやミドルウェアに関する経験は重要ではあるのですが、それは深い知識・経験を持っている場合の話であり、「ちょっと触ったことがあります」程度の知識・経験であれば、AI によって代替可能です。

つまり、ある技術を1〜2年程度触ったことがある初級〜中級エンジニアよりは、その技術を全く触ったことがない中上級エンジニアが AI の助けを借りつつ仕事をした方が成果が出やすい、という事になります。

よって、2026年現在では「どの技術を使った事があるか」より

  • 確定申告システム、請求書発行システム等の経理系ウェブシステム
  • 位置情報を扱うウェブサービス・スマホアプリ
  • 月額課金の会員制Webサイト

といった「どの領域の業務を扱った事があるのか」の方が重要になってきます。もちろん、こうした特定業界・業務に関する知識も AI はある程度持っていますが、AI がプログラム言語やミドルウェアに関して持っている知識に比べると限定的です。特に日本固有の話やニッチな業界の話になると(今後は分かりませんが)現時点では AI が何でも知っているという状況からは程遠いです。

チームの少人数化と求められる役割の変化

これも AI の影響ですが、以前と同じようなプロジェクトだったとしてもプロジェクトチームの規模が以前より小さくなる事が多いです。例えば、以前であれば PdM、PM、デザイナー、エンジニア x 4の7人でやっていたプロジェクトが、現在は PdM兼デザイナー、PM兼エンジニア、エンジニア2名の4人でやる(あくまで例です)、みたいな事も増えています。

どの領域で人が要らなくなったかといえば、技術的にそんなに難しくないけど人手がいる作業というのが典型的かと思います。逆にどのような作業が引き続き重要かというと

  • お客様と直接お話をして、要件・システムに落とし込む
  • システム固有の制約・事情を考慮して、技術的に適切な判断を行う

といったものです。

こうした流れに伴い、弊社で行っている受託開発プロジェクトでも以前より人数が減ったものがいくつかあります。また、新規の採用を絞っていることもありメンバーの人数はここ数年で微減している一方、上述のような業務を出来る人を増やしているところで、全般的に少数精鋭で開発を行うという方向性です。

開発・運用保守関連

では、具体的にどのような分野を強みとしているのかを書いていきます。

小〜中規模Web・アプリ系開発の引き継ぎ

Webサービス、アプリの開発を新規で行うというプロジェクトもやってきているのですが、ここ3〜4年くらいは他社様が何らかの事情で開発を続けられなくなったプロジェクトを引き継いで開発・運用保守を行うというのを多く手がけております。

引き継ぎが発生する要因としては

  • 開発側の要因: 廃業、事業の見直し・縮小
  • 発注側の要因: 開発会社の体制・進め方への不安・不満

が主なものです。

引き継ぎの際に仕様書・ソースコードがないという事も比較的多いため、

  • 直接サーバーに入って状況確認、現状調査をする
  • 状況の整理、リスクの洗い出しを行って報告する

といった流れが多いです。

また、システムを新規構築するのに比べると、既存システムを徐々に改善していくというのは難易度が上がります。元のシステムを自分たちで作っていない場合は尚更です。弊社ではそうした難易度の高い案件に対応出来る技術力があると考えています。

なお、システム規模としては、引き継ぎ前までの累計の開発費が200万円〜2000万円程度のものが大半です。

システム開発引き継ぎに関しては、(現在リニューアル作業中なのですが)以下のサイトに詳しくまとめてありますので、ご興味のある方はご覧ください。

システム会社引き継ぎ|株式会社もばらぶ

小〜中規模の経理・税務処理等を扱うウェブシステム

お金を扱うシステムは、一般的なウェブシステムと違った考慮事項が数多くあります。弊社で担当した・しているそうした領域のシステムとしては

があります。

弊社が担当するのは小〜中規模のシステムです。大企業向けのシステムとは要件が異なることがよくあります。

また、以下の記事でも触れましたが、今までは既存 SaaS などを使う事が多かった経理業務・税務ですが、手の届かない周辺部分を(場合によっては基幹部分も)内製化するという流れも出てきています。そうした際には、是非一度弊社にご相談いただければ幸いです。

手頃な値段での運用・保守

これは2019年時点でもやっていましたが、今でも引き続き行っております。

一言で「運用・保守」と言っても、お客様によって必要な内容は千差万別です。弊社では、お客様にとって必要な内容のみを提供するように心がけていますので、結果として費用としても手頃な値段に落ち着くことが大半です。

具体的な事例は更新して載せておきます。

  • A社(社内システム): 5,000円/月
    • バックアップ
    • サービス生死確認
    • サービス停止時の暫定復旧(サービス再起動など)
    • 平日10:00〜19:00
  • B社(社内向け iOS アプリ、バックエンド Webサービス): 60,000円/月
    • サービス生死確認
    • サービス停止時の暫定復旧(サービス再起動など)
    • バグの調査・修正(リリース後何年経過していても全て対応)
    • 軽微な修正(テキストの修正、簡単なレイアウト修正など)
    • 平日10:00〜19:00
  • C社(社内システム): 250,000円/月
    • サービス生死確認
    • サービス停止時の暫定復旧(サービス再起動など)
    • バグの調査・修正(リリース後何年経過していても全て対応)
    • 軽微な修正・機能追加
    • 平日10:00〜19:00
  • D社(業務システム): 1,000,000円/月
    • サービス監視
    • 障害調査・復旧
    • バグ修正
    • 24x7x365

その他

AI・MCP を使った業務の自動化・改善

弊社はソフトウェア開発会社のため、従来より開発に関連する作業の自動化は多く行ってきました。具体的には

  • CI: テスト等の自動化
  • CD: デプロイの自動化
  • IaC: インフラ構築のプログラム化、自動化

などですが、最近では AI エージェント、MCP を使った業務の自動化・改善を行っています。お客様に対しても行っていますが社内の業務も日々改善しており、それによって

  • 業務が明確化され、属人性が減った
  • 作業時間が減って、他の業務に割ける時間が増えた

という恩恵が発生しています。

具体的な事例はまだ多くは出せていませんが、本ブログサイトでも何点か公開してありますので、興味のある方はご参照ください。

特急対応

これも2019年と変わっておりません・弊社では、急ぎの案件などにも対応しております。詳しくは以下をご参照下さい。

やらなくなった事、あまりやらなくなった事

2019年版には書いてあって上に書いていない事も、基本的には対応していますが、いくつかやらなくなった事がありますので記載します。

グローバル対応(主に開発会社様向け)

AI の発展によって、オフショア開発のメリットが相対的に減ってきています。

ソフトウェア開発会社がグローバル対応するとしたら、従来の低コストでそれなりの人員を多く揃えるという方向性ではなく、優秀な人材を確保するという形でしょう。弊社でもフィリピンオフィスは縮小しました。

英語化支援

今でも一応対応は出来る体制はあるのですが、他の事業に集中するため、英語関連の事業は現時点では積極的には行っておりません。

今後、弊社のグローバル事業を再度拡大するタイミングがあれば、この辺りも再度見直そうと考えています。

まとめ

2026年9月時点での弊社の得意な領域をまとめてみました。

前回書いた2019年から7年経ってしまいました。2019年に比べれば会社の規模は大分大きくなりましたが、2023年頃からは横ばいか若干減っていて、現在は少数精鋭を目指して各メンバーのスキル(技術的にもそれ以外にも)のさらなる向上を目指して日々業務に取り組んでいます。

今後も強みを伸ばしてお客様に対して提供できる価値を上げていくと共に、事業も少しずつ拡大できればと考えております。

お仕事のご依頼などは以下のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ – もばらぶん