コロナ禍で一般人が海外に行くのは難しい状況ですが、ワクチン接種が徐々に進んできた事により、正常化への道筋が少しずつ見えてきました。

弊社ではコロナ後を見据え、現在、海外への拠点設立の準備を進めています。それに伴い、海外で勤務したい人を募集します。

なぜ海外進出するのか

一般的には

企業が海外進出する理由としては、大きく分けて以下の2つに分けられます。

  • 海外の市場に進出するため
  • 開発・製造・物流等の拠点として
    • 人件費等が安い、優遇税制・補助金があるなど、金銭的な要因
    • 優秀な人材を採用するため

弊社の1つ目の理由: 開発拠点として

弊社の場合は2つ理由がありますが、その1つ目は、先ほど挙げた「開発・製造・物流等の拠点として」です。

もう少し具体的に書くと以下の通りです。

  • 現地の優秀な人材を採用したい
  • オフショア人材を活用する事により、人件費を抑えたい

後者に関して1点補足ですが、弊社の場合、オフショア人材でもそれなりの金額を払っていますが、以下の2点により日本のメンバーよりは安い金額になる事が多いです。

  • 物価による補正
  • 日本語が出来ない事が多いので、プロジェクト管理などで低い点数となる

金額に関しては、以下の2年前の投稿がある程度参考になるかと思います。(現在は必ずしもこちらの基準に従っているわけではありませんが。)

フリーランスの方への依頼金額2019年版 – もばらぶん

弊社の2つ目の理由: 社員・メンバーの移住先として

2つ目の理由は、他の企業の一般的な海外進出理由とは異なり、「社員・メンバーの移住先として」というものです。これについて詳しく説明します。

本ブログでも度々紹介していますが、弊社の企業理念としては以下の通りです。

「働く場所・時間帯を、働く人が自由に選べるような社会にする」

そのためには、まず我々自身が好きな場所・時間帯に働けるようになっている必要があります。

ただ、実際に海外で仕事をしようとすると、数ヶ月の短期滞在であればビザ無しで問題無い事が多い(※)のですが、長期では何らかのビザ・ステータスが必要となります。

※: 海外で日本の会社の仕事をする場合、滞在国の就労ビザは必要では無いという意見が一般的ですが、国・個人の状況によっても異なると思いますので、専門家への相談をお勧めします。

そのため、弊社で各国に法人を作り、その法人経由で就労ビザを申請できる形を整えれば、日本にいる社員・フリーランスのメンバーが、ビザの心配なく海外に移住出来るようになると考えています。

現状

これまでにやったこと

海外進出に伴い、具体的には以下のような事をやってきました。

  • 各国の法制の調査
    • 各国の専門家への問合せ
  • 資金面の準備
  • 現地で働く人の募集・準備

最後の「現地で働く人の募集・準備」ですが、現在の社内メンバーも当然候補となりますが、必ずしも海外で働きたい人ばかりでも無いため、今回新たに募集しようと思いました。

これからやること

これからやる事は以下の通りです。

  • 現地で働く人の決定
  • 進出先の決定
  • 法人設立、ビザの申請等

進出先

条件

初めての海外進出ですので、今回は以下の条件で進出先を検討しました。

  • 費用: 法人設立にそれほど多額の費用がかからない(最低資本金等)
  • ビザ: 日本人のビザ取得の容易さ

費用を考えると、現状の弊社の資金力では先進国は除外されます。また、現地への行きやすさなどを考えると、東南アジア・南アジア辺りに絞られます。

ビザに関していうと、外国人(その国にとって日本人は外国人です)にビザを出すためには資本金を多めに積まなければいけないという国も割と多いので、そうした点からも、その他の費用は抑えたいところです。

その他、必須の条件では無いですが、以下も考慮しました。

  • 日本人に人気がある
  • ネット環境が安定している

具体的な候補

以上を検討して、今のところ以下を考えています。

  • シンガポール
  • マレーシア(クアラルンプール)
  • フィリピン(セブ)
  • カンボジア

それぞれの国について、長所・短所を簡単に記載します。

シンガポール

長所は、外国企業が多くビジネス環境が整っている事です。短所としては、国土が狭く家賃が高い事です。

外国人に対するビザに関していうと、それなりの給与の人で無いとビザの申請は許可されないので、シニアレベルの人が対象となります。

マレーシア

長所は、ビジネス環境・住環境のバランスが取れていて、物価もそれほど高くない事です。短所は、近年ビザ発行の手続きが厳格化しているようで、就労ビザが認められるまでに長期間かかる事でしょうか。

ビザの条件としては、そこまで高い給与は求められないので、月給30万円程度の人でも対象となり得ます。

フィリピン(セブ)

長所は、費用が安く、また日本人も多く住んでいる点です。短所は、全般的に役所がいい加減だったり方針が良く変わる事でしょうか。

カンボジア

長所は費用が安く、外資企業の制限が少ない事です。短所は、インフラが他国に比べると整っていない点です。

募集要項

基本的には、通常の求人と変わりませんので、具体的には以下のページを参照して下さい。

採用情報 | 株式会社もばらぶ

通常の求人の内容に対して、以下が追加の要件となります。

  • 現地に渡航するまでにある程度待てる事
  • 法人立ち上げ作業、現地メンバー採用などにも貢献できる事

前者に関してですが、法人設立の申請をしてから実際に営業開始までにそれなりの期間がかかりますし、就労ビザの発給に関しても同様です。従って、その間は日本で仕事をしつつ、適宜現地に渡航するという形になります。

後者に関してですが、「現状」のところにも書いた通り、法人設立の作業などはこれからとなります。その辺りの作業も一緒にやっていける人が必要です。

まとめ

もばらぶでは、開発拠点及び社内メンバーの移住先として、海外拠点を作る準備をしています。それに伴い、海外で働きたい人を募集します。新型コロナが落ち着いてきたら具体的な作業を進めていこうと考えていますので、ご興味のある方は、是非ご連絡ください。

採用応募フォーム – もばらぶん