気づけば4ヶ月以上ブログを書いていませんでした(というか気づいてはいましたが)。
当社は4月末で10期が終わり、一区切りとなります。第10期の1年間の振り返りについては5月以降に書こうと思いますが、今回はこの10年を簡単に振り返る記事を書いていきます。ちなみに、次の10年の展望については、次回書く予定です。
なお、私はほぼ全ての打ち合わせで、PC 上で簡単な議事録というかメモを取っているのですが、今回の記事ではそれが役に立ちました。過去のファイルを見ながら当時を思い出しつつ書いています。
Table of Contents
一人法人時代(2013〜2014頃)
まずは開業後の2年間くらいについて書きます。この時代のトピックとしては
- フリーランス時代と同じような受託開発
- 昼間は他社のオフィスに通って作業
- 夜や土日に、家で出来る受託の仕事
- 初めてのウェブサービスリリース
- 鹿島個人、そしてもばらぶの現在に大きな影響を与えた人と出会う
- 子供が生まれたので、リモートワークの比率を高めようと努力をする
ってところでしょうか。
まずは1番。もばらぶ立ち上げ前はフリーランスをしていたのですが、フリーランス時代と少し違うのは、受託の仕事を CrowdWorks のワーカーさんメインで回すようにした事です。
2番目のウェブサービス開発ですが、(デザインとかを除き)自分一人で開発して立ち上げてみました。ローンチはしたものの、アクセスも殆ど増えず、それでも1〜2年はだらだらと開発を続けてましたが結局サイトを閉じました。
3番目は書くと長くなりそうなので省略しますが、その方とは今でも交流があります。
4番目は、個人的な話ではあるのですが、もばらぶの今の企業理念である
「働く場所・時間帯を、働く人が自由に選べるような社会にする」
に繋がる重要な出来事なので記載しました。
知り合い中心のリモート開発チーム時代(2015〜2016頃)
この頃からほんの少し会社っぽくなってきましたが、主な出来事は以下の通りです。
- 知り合いやその知り合いとチームを組んで、リモートで開発案件をやる
- 鹿島1人が、他社様のプロジェクトに入ってリモートで開発をするというケースもあり
- Upwork を使い始めた
- もばらぶ2つ目のウェブサービスである Commet の開発
この頃には常駐仕事は殆ど辞めていて、知り合いやそのまた知り合いなどと一緒にリモートで開発案件を進めていくというのがメインになりました。今でも開発・保守に関わらせて頂いている選挙ドットコムプロジェクトに参加したのもこの頃です。
2番目にある Upwork は世界最大のクラウドソーシングサイトなのですが、2016年に初めて使ってみて、感動のあまりにブログ記事にもしています。これをきっかけに、改めて海外にも目を向ける事になりました。
また、この頃から Commet を作り始めました。開発は以前のウェブサービス開発に比べると他人に任せる量が増えましたが、引き続き自分が中心でやってました(デザインは外注)。人にもよるのかもしれませんが、企画・マーケティング的な事を考えるのと開発を一人で同時にやるのはかなり難しいと感じていました。結果的に、自分で使う分にはそれなりに便利なツールにはなったのですが、一般のユーザーはあまり獲得できませんでした。
仕事が無くなる〜拡大(2017〜2018頃)
この時代のトピックは以下の通りです。会社としては大きな転機となった時期です。
- 仕事が無くなり、鹿島1人が常駐の出稼ぎをし始める
- 知り合い以外のメンバーが増える
- toro の構想を練り始める
- 英語教室の事業を譲り受ける
仕事が減りリモートを一旦諦めたが、それが転機に
2017年頃は、私以外に業務委託契約のメンバー1名がフルタイムに近い形で働いてくれてたのですが、確か春頃に仕事が少なくなり、現金が徐々に減っていく状況になりました。
そんなときに、以前仕事で付き合いのあった方からたまたま
「リモートじゃ無いけど、知り合いが開発者を探していて・・・」
という話を頂き、背に腹はかえられないのでその出稼ぎ仕事を受ける事になりました。ただ、
- 金額的には良かった
- 一息つける事になった
- 新たな事業を始める原資となった
- その後、他のプロジェクトも任せて頂くようになり、現在はこのお客様が売上の柱となっている
- しばらく経ってからリモートに切り替わった
という事で、この出稼ぎ仕事を引き受けたのが結果的には大正解でした。
人も少し増えた
2番目ですが、この頃からたまにウェブサイト経由で求人に応募が来るようになり、(今は辞めてしまいましたが結構長く働いてくれた)今野さんという方とは2017年10月に、今も在籍している小島とは2018年11月に面談しています。その2名以外にもちょこちょこ応募がありました。また、ウェブサイト経由では無いですが、社員一号の村澤も2018年の春頃に入社しました。
新規事業を始めた
3番目の toro は、(今回過去のファイルを漁ってて自分でも驚いたんですが)2017年には既に構想を練っていて、仕事経由で知りあった人と一緒に11月にはプロジェクトを開始しています。(その人は結局数ヶ月後にはプロジェクトを抜けてしまうのですが。)上に書いた出稼ぎ仕事で金銭面で余裕が出来たのもプロジェクトを始められた要因の一つです。
4番目の英語教室は、2018年の11月に事業を譲り受けました。これも前述の出稼ぎ仕事で出来た余裕資金を使っています。英語教室は閉じてしまいましたが、そこから IT エンジニア専用のオンライン英会話であるモバプロが生まれました。
受託開発の緩やかな拡大、新規事業の停滞(2019〜2022前半頃)
この時期は、
- 受託開発案件は、全般的には緩やかに拡大
- 新規事業であるモバプロと toro は、どちらも思うように進まず
という感じで、若干もどかしい感じでした。
世間的には2020年2月から現在まで尾を引いている新型コロナが大きなトピックなのですが、もばらぶにとっては(最初の半年くらいを除くと)大きな影響は特にありませんでした。
2つ目の新規事業が進まなかった件の原因は色々考えられますが、
- 開発者が足りなくなった(採用するより早く、仕事が増えていった)
- 鹿島がボトルネックとなった
- 鹿島も開発作業をやらざるを得なかった
というところでしょうか。
私が事業拡大のボトルネックとなっている事は認識しており、以下の職種をずっと募集していたのですが、なかなか応募がありませんでした。
- 事業開発
- プロジェクトマネージャー
今思うと、外部の高度専門人材に外注する事なども検討すべきだったと思っています。
次の10年への準備(2022後半〜現在)
2022年後半に、なぜか事業開発に数名の応募がありました。また、某サイトに求人広告を出してみたところ、比較的多くの方からご応募頂きました。その結果、以下のメンバーが増えました。
- 事業開発〜会社運営全般を担当するフルタイムメンバー
- マーケティングを担当するパートタイムメンバー
- 海外法人設立を担当するパートタイムメンバー
それにより、今までリソース不足で進められなかったプロジェクトが進められるようになり、今後の10年で飛躍するための準備が整ってきました。
現在、(受託開発以外で)進めている主なプロジェクトは以下の通りです。
- 自社サービス
- モバプロの拡大
- toro の開発
- 組織固め
- 社内規則・福利厚生の整備・改善
- 外部採用媒体の利用
- 海外現地法人の設立
まとめ
設立してもうすぐ10期が終わります。上手くいかなかった事も多いですが、運にも恵まれ、業績は(期待していたほどでは無いにせよ)順調に拡大しています。また、ここ1年弱で次の10年で飛躍するための準備が少しずつ出来るようになりましたので、次の10年が非常に楽しみです。
もばらぶでは優秀な人材を常に求めていますので、ご興味のある方は是非お気軽にご連絡頂ければと思います。
今回は過去を振り返ったので、次回は次の10年について書いてみようと思います。ちなみに、個人的には未来の事を考える(夢想する)のが好きで、以前こんな記事も書きました。宜しければご覧ください。
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