当社は4月末決算なのですが、こないだの4月で9期が終わり、ついに10期目となりました。十年一昔とよく言いますし、「会社が10年続くのは○%」みたいな話もよく聞くので、あと1年経つと一区切りなんだなという感じがします。
期が終わるたびに毎回ブログを書いているのですが、過去数回のもののリンクを貼っておきますので、興味のある方はご覧ください。
9期の実績(事実のみを簡潔に)
数字的な話
昨年とあまり変わらず
- 売上: 微増
- 利益: 横ばい
といった形です。
8期の終了時に、安定的な売上が増えてきたと書きましたが、その傾向は9期も変わっていません。数社から継続してお仕事をいただけている状況です。
人が増え続けた
8期の途中から人が増え始め、その傾向は9期、10期(現在)と継続しています。
2ヶ月前くらいに上のようなブログ記事を書きましたが、それ以降でも数人増えました。
IT 英語を正式公開した
元々7期中に完全公開したかったのですが延び続けて、9期も終わりに近づいた頃にようやく正式公開が出来ました。2年以上遅れました。
新規のお客様の開拓は、少し成果が出てきた
これも7期から継続している目標ですが、7期、8期と比べると、成果が出てきました。具体的には以下の通りです。
- ウェブからのお問い合わせが増えた
- 受注件数が少し増えた
とはいえ、目標には遠いので、今期も引き続き注力したいです。
初心者PM向けサービス
こちらは9期を通じて開発が止まったりもせず順調に進んでいますが、実際に使えるようになるにはまだまだかかりそうです。
10期にやること
- 新規のお客様の開拓
- 初心者PM向けサービスのリリース
は9期に出来なかったので、まずはこれらに注力すると共に、以下のような新しい目標もいくつか設定しようと思います。
- メンバーが好きな場所で働けるようにする
- 代表(私)が経営に専念できる体制を作る
新規の目標・継続の目標、合わせて少し説明します。
新規のお客様の開拓、売上拡大(継続)
会社というのは継続的に成長する必要があると思います。当社の売上の大部分は、システム・サービスの受託開発なので、新規のお客様を開拓し、既存のお客様からは継続して受注をして、売上を拡大していきたいです。
9期も8期と同様売上は微増に終わりましたが、9期中の納品は間に合わなかったものの、5月に納品した案件、もうすぐ納品の案件、これから着手する案件などもあるので、10期は売上・利益ともに伸ばせそうです。
また、開発者も増えてきたので、案件を受けきれないということも発生しないと思います。
初心者PM向けサービスのリリース(継続)
初心者PM向けサービスは、今期中にまずは社内で使えるようにしたいと思います。当社のメンバーの大半は開発者でPM経験のある人が少ないため、まずは社内のメンバーが使って有益と思える状態まで、今期中に持って行きたいと思います。
社内である程度使える目処が立ったら、その後にクローズドベータを行う予定です。
メンバーが好きな場所で働けるようにする
本ブログでも何度も書いている通り、当社の企業理念は以下の通りです。
「働く場所・時間帯を、働く人が自由に選べるような社会にする」
そして、これも何度か書いているのですが、そうした社会を実現する前に、まずは自分たち自身が働く場所・時間帯を自由に選べるようになっていなければいけないと思います。
当社では全員リモートワークなので、働く場所を自由に選べているように見えますが、実際はどうでしょうか。本当であれば違う場所に住んでそこで仕事をしたいのに、何らかの制約で今の場所に住まざるを得ない、そういう人も結構います。
それを解消するために、当社のメンバーが違う場所に引っ越したい場合に会社として極力サポートする、という取り組みを今期から始めようと思います。具体的には以下のような内容です。
- 国内: 社宅・サテライトオフィスなどの整備
- 海外: 現地支社の設立、ビザのサポート
私自身、来年くらいに某国への移住を計画していますし、メンバーの1人は今年の夏に別の国に移住予定です。また、元々は外国に住んでいたもののコロナ禍で日本に戻ってきたメンバーもいるので、そうした人たちが元の国に戻れるようにしたいと思っています。
また、国内でも沖縄、湘南、長野など、移住先として人気がある都市がいくつもありますが、そうしたところに移住、あるいはワーケーションとして一時的に滞在したいメンバーもいると思うので、そういうのを何らかの形で促せれば良いと思っています。
この話は色々と書くことがあるので、折を見て別の記事で詳しく書こうと思います。
代表(私)が経営に専念できる体制を作る
もばらぶはメンバーが十数人の小さな会社です。零細企業では経営者・経営陣といっても実際には現場の仕事がメインで、経営的な仕事はほとんど出来ていないというケースが多く、当社もまさにそれに当てはまります。ただ、元々いたメンバー・最近入ったメンバーに関わらず当社には優秀な開発者が多く、人数も徐々に増えてきたので、今期は、代表の私がプロジェクトに入って実作業を行う場面を減らして、経営的な仕事に専念したいと思っています。
実際のところ、開発・運用・保守関連では、私が定常的に実作業に関わるプロジェクトはもうすぐ無くせそうです。他の人に任せるにはもう少し時間がかかりそうな仕事としては
- 誰もやりたがらないようなニッチ/レガシーな技術のプロジェクト
- PM 的な仕事
- 営業(見積もり、スケジュール調整)
- 採用とか人事
辺りです。
1ですが、若い・比較的経験の浅い開発者は、市場価値を高めるためにもある程度メジャーな技術を習熟したいという傾向があり、ニッチ/レガシーな技術のプロジェクトをお願いするのは忍びないところです。となると、1をお願いできるのは(私のような)ある程度のベテランで、言語・フレームワーク・ツールなどの違いは些末なこと、といえるくらいの経験のある人かなと思っています。幸いなことに、経験豊富なメンバーも徐々に増えてきているので、この1に関しては、徐々に解消できそうな気がします。
2ですが、世間では PM 的な仕事を出来る人が少ないという事実があり、それが正に「初心者 PM 向けのサービス」を当社で開発している大きな理由の1つなのですが、これに関しては、優秀なメンバーが加わる(正確には個人的な事情で仕事を離れていたけど復帰する)予定なのと、既存メンバーの何人かが徐々に経験を積んできているので、何とかなりそうな気がします。
3は、そもそも私自身が営業的な仕事はそんなに得意ではないのですが、会社を運営するために仕方なくやっていた側面があります。この分野は多分外注できると思うので、その方向を模索したいと思います。
4は、よく考えれば他の人に委譲できることに気づきましたので、徐々に進めようと思います。(ブログを書くというのは、自分の考えを整理する、客観的な視点で物事を見直せる、という効果があるのを再確認しました。)
まとめ
当社の9期が終わりました。目標は一部達成したものの、達成できなかったことの方が多かったです。ただ、優秀なメンバーが増えたので、今後飛躍出来そうな予感はあります。今期の目標を無事達成して10期≒会社設立約10年を終えれば、次の10年はさらに飛躍できそうです。
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