当社では英語を重視しています。実際にメンバーの大半は何らかの形で英語が話せますし、英語で進行するプロジェクトの経験者もそれなりにいます。

最近、Webサイトのメンバーページに、各メンバーの英語力を表すタグを表示するようにしましたので、興味のある方はご覧下さい。

なぜ英語を重視するのか

技術文書は英語が多い

(過去に何度か書いていますが、)技術文書・マニュアルなどは英語のもの・日本語に翻訳されていないものが多く、それをそのまま読んで理解出来るのか、翻訳サイトを通さないと理解出来ないのかによって、技術習得・業務遂行にかかる時間に大きな差が出てきます。

そのため、少なくとも「英語を読める」というのは、優秀な技術者の必要条件であると考えています。

好きな場所で働くために必要

当社の企業理念は

働く場所・時間帯を、働く人が自由に選べるような社会にする

なのですが、その第一歩として、我々自身が働く場所を自由に選べるようになっている必要があります。

働く場所は国内だけで無く国外にもあります。国外でも働くためには、最低限英語で意思疎通を図れる必要があります

これが、英語を重視する2番目の理由です。

事業を海外に拡大するのに必要

当社のお客様はほとんどが日本国内の会社様です。日本は人口1億2千万人、経済規模世界3位の大国で巨大な国内市場があるため、現状では、国内市場だけを相手にビジネスをしても、十分利益を出せる余地があります

ただ、現在人口減少局面にあり、今後は経済規模も現在の3位から落ちていくことが予想されており、会社を成長させるためには海外市場にも出て行く必要があると考えています

そのためには、前項と同じですが海外で事業を行うためには英語での意思疎通が出来る必要があります

現状の施策

英語の必要性を説明しましたので、次に、英語力を向上させる当社の施策について説明します。

メンバー向けに英語レッスンを提供

当社はソフトウェア開発が本業の会社ですが、メンバーページに「英語教師」という肩書きのメンバーが数名いるのに気づいたかと思います。

元々は、他社が運営していた小さな英語教室を譲り受けたのがきっかけで英語教育に携わるようなり、その後、社内の開発メンバーに対しても、英語レッスンを提供するようになりました。

物理的な英語教室自体は、コロナ禍により閉鎖してしまったのですが、内部のソフトウェア開発者向けのレッスン(及びオンラインでの一般英会話レッスン)は継続して行っています。

なお、現在、内部向けに提供している英語レッスンを、外部のソフトウェア開発者・ITエンジニアに対しても提供出来るように準備を進めているところです。

外国人メンバー混在のチーム編成

メンバー一覧ページには掲載していませんが(※)、当社には外国人のメンバーが数人います。

また、現在は内部メンバーだけで足りているため使用していませんが、オフショア開発の会社様から開発者を提供していただく機会も何度かあり、社内メンバーと一緒のチームとして開発を行ってもらってました。。

日本語が話せないメンバーがいる開発チームでは必然的に英語を使用することになりますので、英語力の向上に役立っていると思います。

※メンバー一覧ページは、本人の希望により掲載するシステムのため

今後やりたいこと

最後に、英語とは少し離れてしまいますが、英語力の高いメンバーが多い当社が、今後どのようなことをやりたいかを簡単に書きます。

海外開発拠点の設立

コロナ禍の前までは、5〜6名の日本人メンバーが海外からリモートで勤務していました(現在は1人を除いて一時帰国中)。ステータスとしては、就労可能なビザ、配偶者ビザを所持している人、各国をビザ無しで転々と旅しながら働いている人などがいました。

現在のように、自宅や宿泊先からリモートで働くという働き方であれば、その形でも問題無いと思いますが、海外(英語が通じる国)に開発拠点を作って、そこの社員として働くという形も選択出来るようにしておくと、いくつかのメリットがあると考えています。

  • 現地で雇用したメンバーと一緒に働く事が出来る(※)
    • 多様な考え方に触れることが出来る
    • 英語力を向上できる
  • 現地で銀行口座、クレジットカードなどを作れる

※オフィスを構えて、出社したい人は出社出来るようにすることも検討中

外国人メンバーを日本で採用

今いる外国人メンバーは全員海外在住なのですが、今後は

  • 日本国内にいる外国人を採用
  • 海外在住の外国人で日本に住みたい人を日本で採用

というのも進めていきたいです。

日本には色々な課題もありますが、素晴らしい面も沢山あるので、日本に興味がある外国人の方は、是非日本に住んでみて色々な経験をしてほしいと考えています。

海外のお客様を獲得

当社は現状としては受託開発の売上が大半なのですが、海外の企業がわざわざ日本企業である当社に開発を依頼するというのは非常に限られた場面でしかないため、受託開発で海外のお客様を獲得するというのはあまり現実的ではありません。

現在、プロジェクト管理初心者でも簡単にプロジェクトが進められるようになるサービスを開発中なので、そちらを早めにリリースして、海外にも展開して行ければ良いと考えています。

まとめ

英語が出来ることで多くのメリットがあるため、当社では各メンバーの英語力を向上させる施策をいくつか行っています。

その中で培った英語力を土台に、今後は海外への展開や外国人のメンバーの採用などを進めていきたいと考えています。