はい。少し煽り気味のタイトルにしてしまった事を初めにお詫びしておきます。

弊社では、数年前から一昨年くらいまでは Upwork を頻繁に使っていましたが、最近では殆ど使っていません。それについて少し書いてみます。

Upwork と弊社

何に使っていたか

弊社では、主に以下の分野で Upwork を使用していました。

  • 開発作業の外注
  • 翻訳及び校正

前者に関しては、日本国内だけでは見つかりづらいニッチな技術に強い技術者が見つかりやすい、というのが大きなメリットであると以前書きました。

後者に関しては、やはりネイティブスピーカーで、かつ専門的な教育を受けた方にお願いしたいので、Upwork でそうした人を見つけるのは適していました。

何がメリットだったか

Upwork を使うメリットは、大きく以下の2つだ(った)と考えています。

  • 必要な人材がすぐに見つかる
  • エスクロー等のサービスがあるので、(少なくとも発注側に取っては)支払関連のトラブルが皆無

なぜ使わなくなったか

他のチャンネルで人材が見つかるようになった

最近ではお陰様で業務が少しずつ拡大してきて、色々な会社様や個人の方とつながるようになりました。その結果、

  • 人づて
  • 既に働いている方からの紹介

などで採用出来るケースも増えました。

また、昨年後半から本格的にオフショア開発を行うようにしたのですが、それによって外注先の選択肢は大幅に増えました。

また、英語関連の校正も、日本在住の英語話者に依頼するつてが出来たため、よほど専門的な文章以外であれば困ることは無さそうです。

海外送金サービスが色々出てきた

Upwork のメリットのもう一つが、支払関係が楽というものでしたが、最近では手数料が安価で、使い方も簡単な海外送金サービスがいくつも出てきました。

弊社では海外口座への支払には TransferWise というサービスを使っています。最初のユーザー登録周りで若干のトラブルはありましたが、登録完了後はスムーズに使えていて、手数料も安いため今のところ満足しています。

以下の紹介リンク経由で登録して頂くと、登録して頂いた方・弊社ともに若干の紹介料が入るようですので、もし良ければご活用下さい。

TransferWise の紹介リンク

こうしたサービスの台頭により、わざわざ高い手数料を払ってまで Upwork を使うメリットが薄れています。

Upwork の今後は?

弊社としては使える分野では使うかも

最初に書いた通り、最近は Upwork を使う機会は殆どありませんが、以下のような場面では、今後も使う可能性はあるかなと思います。

  • 専門的な文章の校正
  • 比較的マイナーな国でのビジネス展開の際に手伝ってもらう
  • 外注するほどでもない細かいタスク(調査・データ整理)

ただ、開発・デザインなど、Upwork (や他のクラウドソーシングプラットフォーム)がメイン考えているであろう分野で使うことは、もうないかなと考えています。

CrowdWorks などと同じかも

以前 Upwork の記事を書いた際に、CrowdWorks などの日本のクラウドソーシングプラットフォームはメリットが少ないため、継続的に使うユーザーはそれほど多くならないのではないか、というような事を書きました。実例として、(規約違反である)CrowdWorks を介さず直接契約する人・会社が多いという点も挙げました。

そして、現在では人材の検索、支払いなどで代替サービスが出てきたため、Upwork もそうした側面があるように思えます。

プラットフォームとしての価値を高めるような機能が出てくる事を期待したいです。

まとめ

望む望まないに関わらず、世界はグローバル化していて、弊社のような地方の零細企業でも海外と取引する時代になりました。

海外の人材を活用する手段として、Upwork などのクラウドソーシングプラットフォームは取っかかりとしては良いと思いますが、事業の成長や環境の変化などによってそれ以外の選択肢も出てきているため、弊社ではそれらをうまく活用していきたいと考えています。

今後、さらなる環境の変化が予想されますが、弊社としてはそうした変化の恩恵を上手く受けられるよう、自分たちも常により良い方向に変化し続けていく必要があるなと感じています。