昨年末にフィリピン セブ島での法人設立が完了しました。手続きの概要や、弊社におけるフィリピン法人の役割・今後の展望に関しては以下の記事をご一読ください。

昨年初旬から約1 年近くに渡って取り組んだプロジェクトで、日本で法人を設立したこともない私にとっては大きなチャレンジとなりました。詳細は後述しますが、日本側で必要となる手続きの大半は私が窓口となる形で進めました。この経験を通じて、多くの発見と学びがありましたので、その所感をここに記したいと思います。

現地会計士の支援によるスムーズな手続き

フィリピンでの法人設立に必要となった手続き全般は、弊社代表の知り合いに紹介してもらった現地会計士の方にサポートをお願いしました。現地の法制度や慣習への理解が乏しい中、彼女が手続き全般を行ってくれたため心強かったです。時間はかかりましたが、想像していたよりもスムーズに手続きを進めることができたと思います。海外に法人を設立する場合、多くは現地での手続きを代行してくれる会計事務所などにサポートをお願いすることになると思います。そういった場合でも法人設立という目的自体は適うと思いますが、知り合いを通じてサポートをお願いしたことで、お互いにより柔軟な対応、より密なコミュニケーションが可能だったと思います。

採用活動とその所感

法人設立の過程で、現地の従業員の採用も行いました。採用に関しても、現地会計士の方からセブでよく利用されている採用プラットフォームを教えてもらい、そのサービスを使って採用活動を行いました。こういった現地の生の情報が入手できたおかげで、多くの候補者の方に応募いただき、優秀なメンバーに出会うことができました。

また、実際に人を雇用することによって、改めて「会社ができあがった」という実感が強まりました。会社設立という法的な枠組みが整ったときにももちろん達成感はありましたが、実際にそこで一緒に働く人がいるということで、実体をもって「会社ができあがった」ことを認識できました。

日本からでも海外法人は作れる

今回、現地の会計士の方とはリモートのやり取りのみで手続きを進めました。弊社代表が現地へ渡航する必要があったのは計2回。1回目は登記のために現地でサインする必要があり、2回目は現地の銀行口座開設のためでした。スケジュールの都合上、登記と口座開設の手続きを2回に分ける形となってしまいましたが、実際には1度にまとめてしまうことも可能でした。現地への渡航という点では、法人設立自体はもっと手軽にできるということが分かりましたし、日本からでも海外法人(弊社で実績があるマレーシア・フィリピン法人)は作れる、ということが実証されたと思います。

まとめ

フィリピン セブ島での法人設立は、多くの学びがある貴重な経験でした。総じて、繋がりによって生まれた出会いが今回の法人設立~会社としてのオペレーションを開始するまでのプロセスをスムーズにしたと思います。また、これまでは、日本にいながら海外法人を設立できるということに考えすら及びませんでしたが、やってみると意外とできる、ということが分かり、ビジネスの拡大や海外移住などを目標にする多くの人の選択肢になり得ると思いました。

いろいろな方のサポートのおかげで、フィリピンでビジネスを行うための環境は整いましたので、今後はその拡大に向けて現地メンバーと共に頑張っていきたいと思います。

海外法人の設立にご興味のある方はこちらから、お気軽にお問い合わせください。