私が興味があって良くクリックするせいだと思いますが、読む専門の私の X アカウントには「AI 関連ツールで業務を完全自動化した」みたいな記事が大量に流れてきます。Claude Code だったり Open Claw だったりが多いです。

忙しいビジネスパーソン、やりたい事が沢山ある人であれば、自分の分身が欲しいと思った事は一度はあるでしょう。私もそうです。

世間がこれだけ動いているのであれば、さすがに自分でも何かやってみないとまずいな、と思ってやり始めてみました。

やりたい事

いきなり全自動も難しいと思うので、まずは時間をかけている作業を半自動化して時間短縮したいと思います。

時間がかかっている作業は何か

私はほぼ全ての作業をタイマーアプリで計測しています(※)。最近は計測しても振り返る事は殆ど無かったのですが、今回は計測していたことが役に立ちます。

※: 今はもっと良いサービスがあるのかもしれませんが、昔からの惰性で toggl track を使っています

この1ヶ月くらいでは、時間が多い順に以下の通りでした。

  1. プログラム作成等の開発作業
  2. ブログ記事作成
  3. メンバーとの振り返り打ち合わせ
  4. 営業・マーケティング関連
  5. 事務作業

どれを対象とするか

このどれを対象とするかを考えます。

1は私の専門でもありますし、コーディングエージェント等で日々効率化をしていますので今回の対象外です。

3は準備等にはあまり時間がかかっておらず、実際にメンバーと会話する時間が大半なので、効率化の余地は現段階では少なそうです。

2、4、5は候補として良さそうですが、まずは2からやろうと思います。

具体的にやった事

真似すべき他人のやり方を探す

こういう時に一から自分でやっていくと大変です。

冒頭で、X でこれ系の内容の投稿が大量に流れてきていると書きましたが、有益そうなものは保存しています。その中から、これは面白そう、という方法をまずは真似して、そこからカスタマイズしていくことにしました。

自分自身は何者か、何を重視しているのか、を定義する

例えば、ブログ記事作成を半自動化するのであれば、書きたい内容の要旨や参考になる URL やそれに対するコメントなどを伝えると、「自分のスタイルに合わせて」下書き文章が作成され、それを自分自身で加筆・修正して仕上げる、という事になります。ここで重要なのは「」で囲った「自分のスタイルに合わせて」という部分です。

AI に自分っぽい文章を書いてもらうのであれば、

  • 自分自身はどんな人か
  • 何を重視しているか
  • 文章を書くときに気をつけている点

などを AI に覚えてもらう必要がありますが、これが結構面倒くさくも有益な作業でした。

一から全部自分で書くと大変なので、生成 AI に「色々質問してくれ」と依頼したところ、大量の質問が投げかけられてしまい、結局大変でした。ただ、それらの質問に答えるうちに自分の考えを整理することも出来たので、作業としては有益でした。

作業内容を定義する

次に AI にやらせる作業を定義します。色々なやり方がありますが、今回の私が真似した方法の場合は、「コンテンツ作成」の作業が既に定義されていたのでまずはそれをそのまま使う事にします。

これからやる事

ここからはまだやっていないところです。

データを投入して実行してみる

自分自身の情報と作業内容が定義できたら、次は実行です。

コンテンツ作成であれば、素案や簡単な構成案、参考 URL などを渡してあげると文章が作成される、のだと思います。

一発で納得いくものが出るとは限りませんので、必要に応じて追加情報を提供したり方向性を軌道修正してもらったりします。

最後は自分で加筆・修正して仕上げる事になると思います。この作業を省くと、やはり AI 臭さが抜けないものになると思います。

フローを改善する

AI を使った自動化に限りませんが、作業は一度定義したら完了ではなく、随時改良していく必要があります。改良しないと無駄な時間がかかったり期待した効果が得られなかったりします。

今後の展開

他の時間がかかっている作業にも展開

まずは2のブログ記事作成を半自動化しようとしていますが、今後は4の営業・マーケティング関連と5の事務作業を自動化しようと思います。

時間がなくて出来なかった作業を実施

作業自動化で浮いた時間は、いままでやりたいと思ってても時間が無くて出来なかった事をやろうと思ってます。色々ありますが

  • ソフトウェア・サービスの開発
  • ウェブサイトの更新
  • マーケティング関連の施策

辺りに時間を使いたいです。

本ブログは完全手書きのままにするか悩み中

なお、本ブログサイトは完全手書きのままにしようか迷ってます。手書きで週1くらい頑張って書くか、半自動化にして週2くらい書くか、というところです。

とりあえずは手書きのままにして、他のサイトで半自動化のやり方を試して効果を見てから再度判断しようという考えに傾いています。

雑感

過去の成果物が役に立つ

「自分自身は何者か、何を重視しているのか、を定義する」の項ですが、過去に自分が書いた文章を読み込ませて特徴を抽出してもらったり、というのを生成 AI にやらせました。このように大量の情報を読ませて整理・情報抽出をするのは AI の得意分野です。

このような事をさせる場合に、過去の情報がパッとすぐに取り出せる状態になっていると便利です。ブログサイトであれば、記事の一覧をエクスポートすることは簡単にできます。また、私の場合、LinkedIn の投稿などは実際に投稿する前にテキストファイルに下書きしていますので、それをそのまま読ませました。

これに限った話ではありませんが、普段のワークフローも AI の存在を前提に組み直していくと、より効率的に業務が進められそうです。

人間に定型作業を委譲するのと似ている

今までも事務作業などの定型業務はマニュアルを作成して、他の人に作業を行ってもらっていました。生成 AI で作業を自動化するのもそれと似ていて、自然言語でやるべき事を指示するというのが基本です。

今まで作業の手順化をして他人に作業を委譲していた人であれば、生成 AI で作業を自動化するのは、生成 AI 特有の癖や最低限の技術的な事を覚えてしまえば、そこまで難しくないのでは、という気もしています。

とはいえ、人間にやらせた方が安い作業も現時点では多い

生成 AI に作業を自動化させるためには、作業手順をしっかり定義する必要がありますし、自分自身の分身を作るのであれば自分自身の情報をしっかり与えて上げる必要があります。そしてそうした手順・情報の作成にはそれなりに時間がかかります。

人間であれば、細かく指示や情報提供をしなくても何となくうまくやってくれる人も多いですが、生成 AI がいくら高性能になったとは言え、人間の阿吽の呼吸だったり空気を読むみたいなことは、まだまだ難しいです。

なので、事前準備に時間・お金をかけるよりは、融通の利く人間を雇った方が安いという作業もまだまだ多くあります。

とはいえ、今後は生成 AI で出来る事がさらに増えていきますので、今のうちから生成 AI に作業を任せるというのに慣れておいた方が良いかなと思います。

まとめ

生成 AI で自分の分身を作って、今まで自分がやっていた作業を任せる、というのを色んな人がやり始めています。そのためには事前準備なども色々必要ですが、今後はそうしたこともさらに簡単になり、生成 AI に作業を任せる問い言う動きが世の中に広がっていくと思います。

私自身も、普段時間がかかっている作業を洗い出して、まずはブログ投稿などを半自動化させようとしているところです。今後も随時途中経過を書いていこうと思っています。