お盆前にフィリピンのセブに行ってきました。今回の目的としては主に以下の通りです。

  • 法人設立関連の手続き
  • 現地開発者との顔合わせ
  • 現地でビジネスをしている人との会合
  • コワーキングスペースの見学

それぞれについて説明します。

(画像は Ayala Center Cebu という大きなショッピングモールのものです。今回、仕事に集中していて写真を撮り忘れており、あまり良い写真がありませんでした。)

法人設立

もばらぶとしては、マレーシアに続き2カ国目の海外拠点となります。なぜ、フィリピンのセブにしたのかというのは必ず聞かれる質問なので、まずはそこから説明しようと思います。

セブにした理由

主な理由としては以下の通りです。

  • 日本人(に限りませんが)に人気の渡航先である
  • 住みやすい
  • ソフトウェア開発者の数がそれなりに多い

逆に、理由では「ない」ものとしては

  • ソフトウェア開発者を安く雇える

というのがあります。

これらの理由について詳しい説明を書いていったらかなり長くなってしまったので、別の記事として別途公開しようと思います。

手続き

フィリピンには日系に限らず多くの外国企業が法人を設立しています。シンガポールなどに比べると劣りますが、手続き・制度は比較的透明性があり、会社の設立自体で大きなトラブルが起きる事は少ないと思います。

フィリピンでの法人設立事務は会計事務所等にお願いするのが一般的です。もばらぶでは最初は日系の会社さんにお願いしようとして話も進めていたのですが、結局そこではなく、知り合いに紹介してもらった現地の会計士・弁護士にお願いする事になりました。

こういった時代ですので、ビデオチャットや電子メールのやり取りだけで大半の作業は完了しましたが、署名や公証など、一部現地での手続きが必要となります。今回、現地に行って、そうした手続きを行ってきました。ただ、手続きを開始してから2ヶ月くらい経ちますが登記はまだ完了しておらず、当初想定していたより長くかかっています。例えば、シンガポールであれば早ければ10日未満で法人設立ができますし、日本でも1ヶ月はかかりませんので、改善して欲しいところです。

現地開発者との顔合わせ

今回の渡航に先立ち、求人サイトなど経由で現地開発者を数名採用しました。現地法人の設立がまだ完了していませんので、彼らとは(日本の)もばらぶと業務委託契約を締結しました。ただ、現地法人設立が完了した後でも、必ずしも彼ら全員を現地法人で雇用する必要は無いと考えています。

例えば、今回採用した人のうち1名は、普段は別の会社でフルタイムとして働いており、もばらぶは副業という扱いです。彼の場合、法人設立後も引き続き業務委託契約を結ぶのが自然かもしれません。また、現地メンバーの中でも日本に興味があり日本のお客様向けのプロジェクトに関わるメンバーなどは、直接もばらぶと契約した方が良い場合もあるかもしれません。

現地でビジネスをしている人との会合

以前とある場所で知り合った、現地でビジネスをしている方とも、短い時間でしたが会ってお話ししました。時間的な制約もありそれほど込み入った話は出来ませんでしたが、仕事というのは何だかんだで人のつながりで動く部分もあるので、今回短い時間でしたが直接会って話を出来たのは大きかったと思います。

コワーキングスペースの見学

前述の通り、セブは日本人にとって人気の渡航先です。観光や語学留学として訪れる方が多いのですが、当然ワーケーション先としても良いと思います。そうしたときに重要となるのがコワーキングスペースだと思います。

これに関しても時間的な制約で多くのコワーキングスペースは見られませんでしたが、2つ見てきました。どちらも Google Maps で「coworking spaces」と検索して見つけたのですが、そのうちの1つがたまたま日本企業が経営しているところだったので、ご紹介します。

以下のリンクにある enspace Cebu さんにお邪魔しました。

【お知らせ】enspace Cebu グランドオープン!! | enspace

場所としては、IT パークという、IT 企業などが集まるビジネス特区(といってもそれほど大きくはありませんが)にある綺麗なビルの一角にありました。日系企業が運営とは知らずに入り口から入ったら、日本人かどうか聞かれ、日本人だと答えたら、上の記事に出ているコミュニティマネージャーの山田さんが出てこられて、コワーキングスペースの説明をして頂きました。

弊社の場合は上述の通り既に法人設立手続きが終盤に差し掛かっているため必要ではありませんでしたが、enspace さんではフィリピン法人設立のサポートなども行っているようで、「フィリピンに精通した現地の日本企業と提携している」そうです。日比両方のビジネスに精通していて日本語でやり取りできるというのはメリットだと思いますが、恐らく料金としては現地の事務所に比べると若干割高なのかなと思います。

法人設立サポート以外でも、「海外での生活を不安に感じている方へのパーソナルな面でのサポートも行なっていければと思います。仕事場としてだけではなく、コミュニティとしてお客様が安心できる場を提供していきます」との事なので、弊社とやりたい事が近いかもしれません。

まとめ

日本人にとって人気の渡航先であるフィリピンのセブに視察に行ってきました。短い時間でしたが、現地開発者との顔合わせなど、有意義な時間を過ごせました。

今後のセブオフィスの展望としては、単なる開発拠点としてだけで無く、日本からセブや海外に出て行く人の拠点になれれば良いと思っています。

海外展開に興味のある会社様、あるいは海外で働いてみたい方など、弊社の事業に興味を持った方は、是非以下のリンク先よりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ – もばらぶん