もばらぶは小さい会社ですが、小さい会社とは言えどもやることはそれなりにあります。

業務量が増えてきたときの対処方法としては

  • 新規採用などを行い、社内で業務を捌く
  • 外注する

という選択肢があると思いますが、どのように使い分ければ良いのでしょうか。

当社での実際

業務を行う人による分類

自社で行っている主な業務は以下の通りです。

  • 受託開発(開発、デザイン)
  • 自社サービス
  • 自社ウェブサイト構築・更新、ブログ更新
  • 採用
  • 営業
  • 事務(社会保険、労務)

また、外注している主な業務は以下の通りです。

  • 開発業務の一部
  • 経理
  • 税務処理
  • 法務(契約書作成、確認)

使っているサービス・媒体

自社ドメイン、自社で管理しているものとしては以下のものがあります。

自前では行わず、外部サービスに依存しているものとしては、主に以下の通りです。

  • ソースコード共有(GitHub, Bitbucket)
  • チャット、ビデオチャット(Slack, Chatwork, Whereby)
  • メール(Zoho)
  • ファイル共有、情報共有(Google Workspace, Scrapbox)
  • 自社サービス、お客様サービスのインフラ(AWS, Azure)

どう使い分けているか

コアビジネスは自前

当然の事ですが、以下のようなコアビジネスは自前で行っています。

  • 受託開発
  • 自社サービス

自前でないと効果が出ないものは自前

以下のような業務は、自社でやらないと効果が出にくいので、自前でやっています。

  • 採用
  • 営業

採用に関しては、媒体を使うという選択肢も考えられますが、以前書いた以下のブログ記事の通り、媒体に載せた時点で数多の企業のうちの一社という扱いになるので、もっと多くの人数を採用する必要があるまでは自社のウェブサイト上での募集を続けようと思います。

優秀な開発者を採用する秘密を教えます – もばらぶん

また、営業については、以前「発注ナビ」という会社を試してみたのですが、当社のような中小企業には向かないことが分かったため使用していません。

発注ナビは中小企業には向かない – もばらぶん

また、自社サイト・ブログについては、自社ドメイン・自前システムでやっています。外部のブログサービスを使うという選択肢もありますが、

  • mobalab.net というドメインの価値を上げるのが、自社の事業にとって重要
  • 採用・営業は自社サイト経由が大半なので、細かな改善を行う必要がある

という理由で、自前でやっています。

バックオフィス業務は外注

以下のバックオフィス業務は、そこそこの質でやってもらえれば自社の事業への影響はあまりないため、外注しています。

  • 経理
  • 税務処理
  • 法務(契約書作成、確認)

また、社会保険事務とかも、現在は社内でやっていますが、社員の人数が増えてきたら社会保険労務士に外注しようと思います。

ただ、今後、会社が成長して新規事業が増えてきた場合などは、法律に関連する知識・判断が求められる可能性もあるので、そうした場合には内部に専門家を持つ必要が出てくるかもしれません。

自前でやるのが難しい/面倒なものは外注

AWS, Azure のような信頼性を持つインフラを構築するのは、技術的にかなり大変です。政府系のシステム、海外にデータを出せないシステムなどの一部の例外を除いて、インフラは外注した方が良いと思います。

また、技術的に非常に困難というわけではないものの、コストを考えると外部サービスを使った方が良いものもあります。Scrapbox, Whereby, メールサーバーなどが主なものです。

データを自由に使えるかどうかも鍵

自前でやるのが難しい/面倒なものは外部サービスを使うと書きましたが、外部サービスに蓄積されていくデータを自由に使えるかどうかも鍵だと考えています。業務データは、分析して業務の改善などに使いたいからです。

従って、データを API で簡単に取得出来るか、エクスポート処理があるか、などもそのサービスを使うか、自前で行うかの判断基準になります。

まとめ

企業にとっては、業務の全てを自社で行う事は現実的ではありません。どれを自前で行ってどれを外注するのかは、会社の方向性によって大きく異なりますが、本記事ではもばらぶではどう考えているかについて記載しました。

今後も外注を上手く活用して、生産性を高めつつより良いサービスを提供していきたいと思います。