5月から・・・

第7期が始まりました

弊社は4月決算で、5月から新しい年度が始まります。年数で言うと、6期が終わって7期に入ったところです。

企業の生存率は諸説ありますが、10年で5%前後、20年で1%未満という近辺の数字がよく出てきますので、概ねその辺りなのでしょう。とりあえずはあと3年は潰れずにやっていきたいと思っています。

平成から令和に

ところで、世間的には、5月から令和という新しい時代が始まったことの方が重要かと思います。

平成という時代の総括は、色んな人が色んな場所でしていますが、私個人としては迷走というか試行錯誤の時代だったように思えます。バブル経済が崩壊し、昭和のやり方から変えようと色々模索しつつ、それでもまだ過去の遺産で何とかなっている部分もあり、なかなか大胆な改革がなされなかったように思えます。

令和となって、いよいよ現状維持ではどうにもならなくなってきて、心機一転、世間としては色々な新しい動きが出てくる気がします。

元号は不要という意見もありますが、こうやって1つの時代を総括して次の時代のことを考えるきっかけになるというのも、元号のメリットな気がします。

さて、日本という大きな視点で見れば、令和は恐らく良くも悪くも分水嶺となった時代であった、と将来的には認識されるような気がしますが、零細企業の代表がそんな大きな事ばっかり考えていても仕方ないので、会社のことについても少し考えてみました。

弊社の平成時代を振り返る

1〜2年目

元々フリーランスのエンジニアだったのですが2013年に法人化しました。最初の2年くらいは、やっていることはフリーランス時代と変わらず、平日に他社のオフィスに行ってお仕事をして、夜や土日に受託の仕事をたまにやる、という感じでした。

3〜4年目

3年目くらいから、知り合いに紹介してもらったフリーランスのエンジニアとかと一緒に仕事をするようになり、ちょっとずつ大きなプロジェクトにも関われるようになり、売上も徐々に伸びてきました。

5年目(平成29年5月〜平成30年4月)

5年目の最初の頃に仕事があまり無い時期があり、その間は時間が余ってたので新たな取り組みなどをいくつか試してみました。結果的には上手く行かなかったものが殆どだったのですが、色々と勉強にはなり、その後につながった面もあります。

ただ、さすがに売上がないまま何もしないのも良くないので、知り合いに紹介してもらったプロジェクトに入ることになりました。結果、売上が安定し、他のプロジェクトも余裕を持って回せるようになりました。

6年目(平成30年5月〜平成31年4月)

前年に関わり始めたプロジェクトのお客様から、それ以外にも色々なお仕事を頂く事になり、売上が大きく伸びました。それに伴い採用を強化していったところ、別のお客様からのお仕事も大きく増えました。

結果的に、売上としては前年の3倍以上になり、売上・利益ともに、年度初めに立てた目標を達成することが出来ました。

また、キャッシュフローに少し余裕が出てきたので、以下の新規事業・施策を進めることにしました。

  • 自社サービスの開発
  • 英語教室事業の譲り受け

前者に関しては、詳しくは前回のブログ記事をご参照ください。

後者に関しては、内部の開発者の英語力を向上させたいという元々のニーズに合致したため決断しました。

令和の弊社の方向性

弊社のミッションは、

「働く場所・時間帯を、働く人が自由に選べるような社会にする」

というものなのですが、そこに到達するためには、大雑把には以下のような段階を経ると考えています。

  1. 自分たち自身が、働く場所・時間帯を自由に選べるようにする
  2. 自分たちの働き方を周りに広めていく

自分たち自身の働き方改革は概ね達成

1に関しては、昨期の時点でほぼ達成できたと考えています。

弊社のメンバー(社員またはフリーランスのパートナー)は、関東以外の地方、海外などにも散らばっていますし、働く時間も(打ち合わせなどを除き)各個人に任せています。

海外のメンバーが増えたのは昨期の半ばからで、社内で英語を本格的に使用し始めたのも同じくらいの時期なのですが、正直言って、半年でここまで一気に変化するとは考えていませんでした。(これに関しては、詳しくは別の機会に書きたいと思います。)

誰に広めていくか

今期からは、次のステージである

「自分たちの働き方を周りに広めていく」

に取り組んでいく予定なのですが、広めていく対象にもいくつかの段階があると考えています。

  1. ソフトウェア開発企業に広めていく
  2. 事業会社のIT・ソフトウェア部門に広めていく
  3. その他の人達に広めていく

今期は、まずは1に取り組みたいです。それだけだと曖昧なので、具体的に何を行うかを以下に書いていきます。

ソフトウェア開発企業にツールを提供する

弊社は、働く時間・場所がばらばらにも関わらず、比較的効率の良い働き方が出来ていますが、そのノウハウをツールという形にまとめてソフトウェア開発企業に提供していきたいと考えています。

その第一弾が、先ほど紹介した、開発中の以下のツールです。

初心者PMのスケジュール遅延・予算超過を防ぐ | Toro(仮) on Strikingly

このツールを使うことで、ソフトウェア開発企業が自由な働き方をしつつプロジェクトを成功させるようになれば、と考えています。

自分たち自身が地方・海外に出て行く

上述の通り、弊社のメンバーは色々なところに散らばっていますが、一緒にお仕事をさせて頂いている会社様(大半はソフトウェア開発企業)は、大半が東京に拠点を置いています。

今期は、弊社自身が関東以外の地方や海外に進出して、現地の企業様とプロジェクトを一緒に進めつつ弊社の働き方を広めていきたいと考えています。

まとめ

平成25年に設立した弊社ですが、平成最後の2年間で事業を大きく伸ばすことが出来ました。

「働く場所・時間帯を、働く人が自由に選べるような社会にする」

という弊社のミッションですが、自分たち自身については働く場所・時間帯を選べるようになったと思うので、令和となった今期からは、それを外に広めていくステージだと思っています。

具体的には、今期からは、「ツールの提供」と「自分たち自身の地方・海外展開」という2つに取り組んでいく予定です。

弊社の働き方に興味のある方、企業様は、以下のページよりお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせ – もばらぶん