以下のページがちょっと話題になっていました。Web制作を外注する際の料金相場の把握や価格設定に使える、とのことです。
以下のようないくつかの問題はあるものの、興味深い記事まとめだと思いました。
- 小規模制作会社に偏っている
- サンプル数が少ない
高いのか安いのか
立場によって異なる意見
元記事を取り扱ったブログ記事などもいくつかあって、この価格が高いのか安いのかという議論などもされていました。
受注側としては「この金額だと専業として生活していくのは難しい」という意見が多いように見えました。
発注側に関しては「Web=無料という考えが強いし、この金額でも高いという人は多い」というコメントがちらほら見えました(コメントを書いている人自身は、必ずしもこの価格が高いとは思ってないようです)
で、どう思ってるか?
色んな意見が出てますが、結局
「質、求めるもの等によって一概に言えない」
って事だとは思います。とは言え、そんな模範解答を載せてもつまらないので、別の意見で私の意見に近いものを紹介します。
要約すると、以下のような感じです。
中小・零細企業のHP制作なんて、発注側もコンセプトとかビジョンとかも特に決めてないし、仕事でWebデザインをやっているレベルの(最低限のレベルをクリアしている)人であれば、誰がやっても発注者側にとって気づくほどの違いは出せないので、この価格は高いという事はない。
元記事は、別に企業のHPに限定した話ではないのですが、中小の制作会社を中心に紹介していたので、中小・零細企業のHP作成というのはメインターゲットの1つだと思います。
価格は今後下がり続けるのでは?
最近Lean Analyticsという本(まだ日本語訳は出ていないようです)を読んだのですが、そこで価格設定の話が出てきて、その中で「価格はコスト+利益上乗せという方式で決めるべきではない」というのがありました。
中小・零細企業にとって、「Webサイトはそんなにヒドいレベルではなければ誰がやってもそれほど違わない」という性質のものである以上、価格はそうした企業のオーナーが妥当と思う金額に収斂していくものと思います。そうすると、今後そうしたWeb制作は以下のようなやり方をするしかないのかな、という気もします。
- 中小の制作会社が細々と
- レベルがそれ程高くないフリーの人が片手間に
- 昼間仕事している人がバイトで
- 企業のHP制作を専門に行う会社が、徹底的に薄利多売で
プログラムとかと似た面もありますね。
ちなみに、零細企業である当社のサイトはCrowdWorksで発注しました。金額を出すのは控えますが、概ね元のページに書いてあったような金額で発注しました。相手はフリーの方のようでした。
まとめ
まとめとかは特にないですが、中小・零細企業向けのサイト制作は、クラウドソーシングの普及とかもあり、今後どんどん価格は下がっていくと思うので、受注側は副業程度にするか徹底的に効率化する必要がありそうです。発注側は色んな選択肢を検討して、ベストなものを選べば良いと思います。
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