出来る人もいれば、出来ない人もいる

今まで何回か Upwork について書いてきました(本サイトでの Upwork に関する過去記事)。おさらいすると、Upwork は、登録しているフリーランサーが1000万人いるという、世界最大のクラウドソーシングサイトです。

1000万人もいれば、考えうるありとあらゆるタスクに関して請け負ってくれる人がいるというメリットもある反面、それだけの人数がいれば、当然仕事のできない人も混じっています。今回は、人を募集して沢山の応募者が集まった後、そこから出来ない人をどうやって弾いていけば良いかという事について書きます。

前提条件: 多数の応募がある事

本題に入る前に、1点。本記事は、一定数以上の応募が来ていて、選ぶのに困る、という状態であることが前提です。結構ニッチな要件だったり要求が厳しかったりして、応募が2〜3件しかない場合は、そこからなんとか選ぶか、アウトソースすること自体を見直す必要があります。

募集の段階で気をつけること

募集の仕方によって、良い人が来る割合も変わってきますし、誰を選ぶかの選択肢が増減しますので、募集時に気をつける点を書いておきます。

簡単な質問を書く(最重要!)

どんな簡単な事でもいいので、応募者に対する質問を書いておきましょう。どんな簡単な事でもいいです。大事なことなので二回言いました

例えば、「あなたが最後に関わった Ruby on Rails プロジェクトでの、Ruby on Rails のバージョンは何ですか」とか、「使っているエディタを教えてください」でも、何でもいいです。

固定報酬制の場合、金額は安めに

固定報酬制の場合、金額を安めに書いておき、ただし交渉可能、としておくと良いでしょう。例えば、予算が$300だった場合、最初から$300としてしまうと、何らかの理由で追加費用が発生した場合などに対応できなくなります。$100や$150あたりにしておくのが無難です。

時給制の場合、高めの人は最初は避ける

Upwork では、フリーランサーを時給で検索することができます。現在だと

  • 〜$10
  • $10〜$30
  • $30〜$60
  • $60〜

という区分けになっています。求めるスキルなどにもよりますが、通常は$10〜$30か$30〜$60を選ぶと思うのですが、ここで1つポイントがあります。

例えば $30〜$60 (+キーワード)で検索すると、$60に近い人が結構たくさん出てくることが多いので、そうした人たちは最初は無視して、粘り強く検索条件を変えたり「Next」を押して検索結果をたくさん見ていくと、$30に近くて良さそうな人が結構見つかります。

 

沢山の応募から振り分けるポイント

質問に回答していない人は無条件で弾く

募集時に「簡単な質問を書く」必要がある理由はこれです。

1分程度で回答できるような質問にさえ答えない人が、こちらの仕事上のいろんな要望を真剣に聞いて対応してくれるとは思えません。無条件で弾きましょう。ちなみに、これは CrowdWorks でも同じことがいえます。

rating が低い人は無条件で弾く

実際に仕事をして低評価というのは、それなりの理由があるものです。そういう人は無条件で弾きましょう。

Job Success が低い人は要注意

過去の rating が 5 やそれに近い数字ばっかりだったとしても、Job Success が低い人(80%より低い人は特に)要注意です。自分ができそうな仕事だけを終わらせて、そういう人からだけ良い評価が来ている可能性もあります。

もちろん、人によって合う合わないはありますし、割と最初の段階で「受けてみたけど、やはり私には無理そうなので、別の人にしてほしい」という感じで言ってくれれば良いのですが、結構進んだ段階でそうなると時間(時給制だった場合お金も)の無駄です。

まとめ

Upwork には1000万人のフリーランサーがいますが、1000万人もいると、ハズレの人も結構多いです。募集時、そして応募を振り分ける時に、ちょっとしたことに気をつけるだけで、ハズレを引くことはかなり少なくなると思います。参考になれば幸いです。

Upwork に関する色んな tips は以下のページに色々書きましたので、良ければご覧下さい。

Upworkを使ってみたら凄すぎたので、簡単にコツを教えます – もばらぶん

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