最近、開発者の方々の作業時間計測に、toggl を使い始めました。勤怠管理系の他のツールもいくつか試したのですが、私達の業務フローには toggl が合っている気がします。

作業時間を計測したい背景

外部開発者と仕事をしている

弊社でのソフトウェア・サービス開発は、外部の開発者と協力して進めることがほとんどです。「外部の開発者」としては、以下のような方々がいます。

  • フリーランス
  • 他社の社員(副業として参加してくれている)

時間単位での契約

外部開発者の方々に対してのお支払は、1時間当たりいくら、という形がほとんどです。また、時間あたりの単価は、同じ開発者に対してもプロジェクトによって異なる場合があります。例えば、太郎さんに対して

  • プロジェクトA : 3000円/時
  • プロジェクトB : 3500円/時

という事があり得ます。

ということで、各開発者・各プロジェクト毎に作業時間を計測する必要があります。

従来はGoogleスプレッドシート

今までは、開発者毎、あるいはプロジェクト毎にGoogle Spreadsheetを作成して、そこに開始時刻・終了時刻などを入力してもらってましたが、以下のような問題がありました。

  • 月が変わる毎に、新規のシートを作成する必要がある
  • 新しいプロジェクト毎に、新しいファイル(ブック?)を作成する必要がある
  • 請求書と突き合わせたりするのが面倒

ここは、時間管理に特化したツールで効率よく管理したいと思い、いくつか試してみることにしました。

各ツールの比較

toggl が良かった点

toggl が良かった点は、簡単に書くと以下の通りです。

  • 作業者側の負担が少ない
    • 作業開始、作業終了がストレス無く行える
  • UI がシンプルで直感的

勤怠管理系ツールは、従来の働き方前提

その他、勤怠管理系のツール(主に日本の会社のもの)もいくつか試してみました。

といったものです。

結構どれも出来が良かったものの、いくつかの点で弊社での使い方にはあいませんでした。

  • 出勤・退勤登録は簡単に出来るが、どのプロジェクトの作業を開始・終了したかは、簡単には出来ない
    • 別途日報のような画面から入力させるものが多かった
  • 労務管理・シフト管理等、従来の正社員・アルバイトを使った勤務体系を想定した機能が多く、結果的にほとんど使わない機能が多かった

こうした理由のため、toggl を使うことにしました。

まとめ

弊社でのワークスタイルは、大多数の企業と大きく異なるため、(主に日本の)勤怠管理系のサービスは合わず、結果として toggl を採用することにしました。

今後、多様な働き方が増えてくるに従い、ツール類も新しいものが求められてくるのではないか、と感じました。